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マーケターのポートフォリオの作り方【未経験〜中級者向け】

2026-03-27約8分で読めますマーケタープラス編集部

「実績がないとポートフォリオが作れない」は本当か?

フリーランスマーケターを目指す人からよく聞く悩みが「実績がないのでポートフォリオが作れない」というものです。しかし、これは半分誤解です。ポートフォリオは完璧な実績を並べるためのものではなく、「あなたがどんな思考・行動・成果を出せる人なのか」を伝えるためのツールです。

この記事では、未経験・副業スタート・中級者の3つのフェーズ別に、マーケターのポートフォリオの作り方を解説します。


ポートフォリオが必要な場面

  • フリーランスとして新規クライアントに営業するとき
  • 転職・キャリアチェンジの選考書類として
  • マッチングサービスやエージェントへの登録時
  • SNSや個人ブログでの自己ブランディング

いずれの場面でも「実績・思考・スキル」を素早く伝えることがポートフォリオの役割です。


フェーズ1:未経験・会社員でマーケ業務ゼロの方

使えるコンテンツを洗い出す

「マーケの実績がない」と思っていても、以下のような経験がある方は多いはずです。

  • 自分のブログ・SNSアカウントを運用した経験
  • 社内資料・企画書のデザイン・ライティングをした
  • アルバイトや社内での告知・集客活動
  • 趣味でECやWebサイトを運営したことがある

これらも立派なポートフォリオのコンテンツになります。

自主制作で実績を作る

実績がなければ、自ら作るのが最速の解決策です。

方法1:架空案件でLPを作る 「もし自分がこのサービスのLP制作を依頼されたら」という想定で、ターゲット・訴求軸・デザインのモックアップを作成してポートフォリオに掲載する。

方法2:実在企業のSNS改善提案書を作る 好きな企業・ブランドのSNSアカウントを分析し、「現状の課題」「改善提案」「想定KPI」をまとめた提案資料を作成する。

方法3:自分のSNS・ブログで実績を作る Xやnoteで「マーケティング知識の発信」を続け、フォロワー数・エンゲージメント率・インプレッション数をポートフォリオに掲載する。3ヶ月継続すれば十分なデータが集まります。

必ず含める要素(未経験向け)

  1. 自己紹介(バックグラウンド・転向の理由)
  2. スキルセット(使えるツール・資格)
  3. 自主制作・提案資料(1〜3点)
  4. SNS・ブログの運用実績(あれば)
  5. 今後やりたい業務領域

フェーズ2:副業・兼業マーケターの方

副業として実案件を経験している場合は、実績を数値で示すことが最大のポイントです。

実績の書き方:「状況→施策→成果」の3点セット

【クライアント業種】:BtoB SaaS
【担当期間】:6ヶ月(2025年4月〜9月)
【担当業務】:SEOコンテンツ制作・内部SEO改善
【状況(Before)】:月間自然流入500PV・問い合わせ月3件
【施策内容】:ターゲットKW選定・記事20本制作・タイトルタグ最適化
【成果(After)】:6ヶ月で自然流入2,500PV(+400%)・問い合わせ月12件(+300%)

数値での比較ができない場合でも、「何をやったか」を具体的に書くことが重要です。

機密情報の取り扱い

クライアント名・詳細数値を掲載する場合は必ず事前確認を。秘密保持契約がある場合は「BtoB SaaS企業(社名非公開)」のような表記にします。

副業ポートフォリオに含める要素

  1. プロフィール・専門領域
  2. 実績一覧(3〜5件:Before/After形式)
  3. 使用ツール・スキルマップ
  4. 稼働可能時間・対応可能業務範囲
  5. お問い合わせ先(メール・SNS)

フェーズ3:中級マーケター(独立・単価アップを目指す方)

独立・高単価案件獲得を目指す段階では、「戦略立案力」と「数値改善の実績」をいかに伝えられるかが差別化ポイントになります。

実績の深掘り:「なぜ成果が出たか」を言語化する

単に「流入が3倍になりました」ではなく、「競合分析でコンテンツギャップを特定し、検索意図に合った記事構成を設計したことで、購買意向の高いキーワードで上位表示を獲得した」という思考プロセスまで語れることが高単価マーケターの証明になります。

業種特化のポートフォリオを作る

「ECだけ」「SaaSだけ」「医療業界だけ」のように業種を絞ったポートフォリオを用意すると、その業種のクライアントへの刺さり方が格段に上がります。汎用ポートフォリオと業種特化ポートフォリオを使い分けるのが上級者のアプローチです。

中級者向けに含める要素

  1. 専門領域・提供価値の一言要約(エレベーターピッチ)
  2. 代表実績3件(戦略立案から実行まで)
  3. 業種・スキル別の実績マトリクス
  4. 対応可能な業務スコープ(戦略/分析/実行)
  5. 料金体系のヒント(相談はこちらへのCTA)
  6. メディア掲載・登壇・執筆実績(あれば)

ポートフォリオを作るツール

Notion(最もおすすめ)

テンプレートが豊富で、初心者でも整ったポートフォリオを短時間で作れます。URLを発行してそのまま共有可能。ページ構成も柔軟で、更新しやすいのが利点。

Canva(ビジュアル重視の場合)

プレゼン形式のポートフォリオPDFを作成したい場合に最適。デザイナーでなくても見栄えのいい資料が作れます。

Note・WordPress(コンテンツ実績を兼ねる場合)

ブログとポートフォリオを兼ねる場合に有効。記事の執筆実績そのものがポートフォリオになります。

ポートフォリオ専用サービス

  • Studio(Webデザインが得意な方向け)
  • Wix / Squarespace(英語クライアントを狙う場合)
  • Wantedly(採用・転職用途)

ポートフォリオ作成でよくある失敗

失敗1:情報を詰め込みすぎる 採用担当者・クライアントが見る時間は1〜3分。最初の1スクロールで「この人に頼みたい」と思わせる構成が大切です。

失敗2:数値のないエピソードだけ並べる 「SNSの投稿を担当しました」だけでは何も伝わりません。「フォロワー0→3,000人(6ヶ月)」「エンゲージメント率業界平均の2倍」のような数値で実績を語りましょう。

失敗3:更新しない 半年前の情報で止まっているポートフォリオは逆効果になることも。最低でも3ヶ月に1回は最新実績を追加する習慣をつけましょう。


まとめ

マーケターのポートフォリオは「完璧な実績がそろうまで待つ」ものではありません。未経験なら自主制作で作り、副業経験があれば数値で語り、中級以上なら思考プロセスで差別化する。それぞれの段階で「今すぐ作れる最高のもの」を出すことが、次のキャリアへの最短ルートです。


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