「何を書けばいいかわからない」提案書の悩みを解決する
フリーランスマーケターとして案件を探している方から「提案書・見積書を送ってください」と言われたとき、何をどう書けばいいかわからないという悩みはよくあります。
提案書の出来が受注率を大きく左右します。この記事では、通る提案書の構成・見積書の作り方・よくある失敗を実践的なテンプレートとともに解説します。
提案書を送る前に確認すること
提案書を書く前に、相手の状況を正確に把握することが最優先です。ヒアリングなしに「提案書を送ります」という流れは失敗しやすい。
ヒアリングで確認すべきこと:
- 現在の課題(何が問題で外部の人間を探しているのか)
- 過去の施策・失敗した経験
- 期待する成果と期間
- 予算の目安(言いにくそうなら「月20〜50万円の間でしょうか?」と選択肢を出す)
- 社内体制(誰が窓口・意思決定者は誰か)
- スピード感(いつから始めたいか)
ヒアリングなしに提案書を書くと、「的外れな提案」になる可能性が高く、受注率が大きく下がります。
提案書の構成(5ページが標準)
ページ1: 課題の確認・整理
相手の状況・課題を自分の言葉で整理して記載します。「ヒアリングで理解したこと」を言語化することで、相手に「この人はわかってくれている」という信頼感を与えます。
例:
現状: Google広告を代理店に依頼しているが、CPA改善の提案が少なく、レポートも定型的で改善方向が見えない。社内にマーケターがおらず、代理店の提案を精査できる人材がいない状態。
課題: ①代理店管理ができる社内知見がない ②CPAが業界平均比1.5倍で改善余地が大きい
ページ2: 提案の概要・アプローチ
「何をやるか」の大枠を説明します。詳細な施策より「どんな考え方で取り組むか」を示す方が、意思決定者に刺さります。
例:
アプローチ: 最初の1ヶ月で現状の広告アカウントを診断し、優先改善ポイントを特定。その後CPAに直結するクリエイティブ・ターゲティングの改善を中心に月次でPDCAを実施します。
ページ3: 具体的な業務内容と稼働時間
「何を・いつまでに・どれくらいの時間でやるか」を明示します。クライアントが「月に何時間分の仕事をしてもらえるか」をイメージできるように書きましょう。
例(月次業務の内訳):
- 週次:広告パフォーマンスチェック・入札調整(2時間)
- 月次:レポート作成・改善提案書(3時間)
- 月次:MTG参加・共有(1時間)
- 施策実施:クリエイティブABテスト設計・実施(4時間)
- 合計: 月40時間程度
ページ4: 期待できる成果・KPI
「何をKPIとするか」「どんな成果が見込めるか」を具体的に記載します。保証はできないことを前置きしつつ、過去の実績・業界平均データを根拠として示しましょう。
例:
目標KPI(3ヶ月): 現在のCPA ¥8,000を ¥6,000以下に改善(25%削減) 根拠: 類似業種・規模の企業での改善実績。現状の広告設計を見た限り、クリエイティブとターゲティングに明確な改善余地あり。
ページ5: 報酬・契約条件・自己紹介
報酬体系・支払い条件・契約期間・自己紹介(実績)を記載します。
見積書の作り方
見積書に含める項目
業務委託見積書
宛先: ○○株式会社 御中
発行日: 2026年○月○日
有効期限: 2026年○月○日まで
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
業務名: デジタル広告運用支援
対象期間: 2026年○月〜○月(3ヶ月)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
小計: ¥150,000/月(税抜)
消費税(10%): ¥15,000
合計: ¥165,000/月(税込)
3ヶ月合計: ¥495,000(税込)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
業務範囲:
・広告運用管理(Google・Meta)
・週次パフォーマンスチェック
・月次レポート作成
・月次MTG参加(1回)
含まれないもの:
・広告媒体費(別途クライアント様ご負担)
・LP・バナー等のクリエイティブ制作
・広告以外のマーケティング施策
支払い条件: 月末締め・翌月末払い
振込先: ○○銀行 ○○支店 普通 0000000 氏名
価格設定の考え方
見積金額は「稼働時間×時間単価」が基本です。
時間単価の目安(⚠要確認・スキル・経験により異なります):
- 実務経験1〜2年: 3,000〜4,000円/時間
- 実務経験3〜5年: 4,000〜6,000円/時間
- 実務経験5年以上・専門特化: 6,000〜10,000円/時間
月40時間稼働・時間単価4,000円の場合: **月16万円(税抜)**が目安になります。
提案書でよくある失敗
失敗1: 自分のスキルの羅列になっている 「広告・SEO・SNS・MA・コンテンツが得意です」という自己紹介型の提案書は相手の課題に答えていません。「相手の課題に対して自分がどう貢献できるか」を軸に書きましょう。
失敗2: 成果を保証してしまう 「CPA必ず50%改善します」という保証は禁物です。「過去の実績では〜」「現状を見た限りでは〜」という表現で成果の可能性を示しつつ、確約はしないのが誠実な提案です。
失敗3: 価格が書かれていない 「ご相談の上決定」という見積書は相手が意思決定しにくい。最初から価格目安を提示することで、相手の意思決定スピードが上がります。
まとめ
提案書は「相手の課題への共感→アプローチの提示→具体的な業務内容→成果の目安→見積もり」の流れで作成することが基本です。ヒアリングをしっかり行った上で、相手の課題に正面から答える提案書を作ることで受注率が大幅に上がります。
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